投稿日時 2025-08-09 00:11:37 投稿者 ![]() 熱血 このユーザのマイページへ お気に入りユーザ登録 |
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彼を思い出すと腹が立ち、左手を握りしめて窓ガラスを叩いた。 「十歳のくせに、あんなに大人びて!」 窓枠に寄りかかった勢いで、ガラスが揺れ動く。 次の瞬間、体勢が崩れたことに楓奈は気づいた。 「まずい…!」 外開きの窓が勢いよく開き、彼女の身体が階下へと投げ出された。 あまりに突然で反応できず、思わず目を閉じる。 衝撃は、なかなか来なかった。 恐る恐る目を開けると、目の前に笑顔があった。 「星動…」 二人は空中に浮かんでいる。 案の定、星動が彼女を救っていた。 星動は彼女を書斎に戻すと、窓をしっかり閉めて鍵をかけた。 「危ないよ。窓に寄りかからないで。鍵もちゃんと閉めるんだ。風で開いちゃうから」 「うん…」 ー ー 作者X:https//x.com/Nekketsu365 小説家になろう:https://ncode.syosetu.com/n0735kt/9/ |
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